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ガソリン「値下げ」現実味 買い控えや品切れ懸念も
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20080323-00000929-san-bus_all
Yahoo! JAPAN (2008.03.23)
http://www.yahoo.co.jp/
暫定税率がまもなく期限切れになる・・・といってもまだ確定ではないらしいが、もしこれが廃止になったらどうなるのかなぁ~、と考えてみました。
まず、大体なんですけど、今のガソリンの値段は、
ハイオク 165円
レギュラー 155円
軽油 130円
というところでしょうか?
まあ、地域の格差があるのでこれよりも値段の高低がありますがね。
そこで、暫定税率が廃止になって、記事にもあるとおりガソリンはリッター25円、軽油はリッター17円下がることになりますね。
となると、値段は・・・、
ハイオク 140円
レギュラー 130円
軽油 113円
となりますが、ちょっと前の値段というところでしょうか。
けど、暫定税率が廃止=翌日に値段が下がる・・・というわけではなく、そこまでなるにはしばらくのブランクがあるということね。
つまり、税率は廃止になる前にガソリンスタンドが仕入れたものまでなので、たとえば31日に仕入れたものが売れ残ると、そのまま1日に突入するわけで、そこで暫定税率が廃止したからといって値段を下げると、当然薄利多売のガソリンスタンドは赤字になります。
なので、それが売り切るまでに時間がかかるということですね。
それを理解していない消費者はたくさんいますので、ガソリンスタンドに苦情が殺到するのは予想つくことでしょうね、きっと。
少なくともこのニュースを見た人は理解できていると思いますね。
とはいえ、わかっているからってわざわざ高いところで買わなきゃいけないわけでもなく、少しでも安いところを見つけたらそこで入れるほうが賢明です。
地域によっての値段の格差は承知しているものの、同じエリア内でも大きな格差は出るのは必至で、売れ残りが多いスタンドになるとどう対応するか、ですね。
また、道路財源として使っていたものがなくなるので、今後道路にどのような影響が出るのかも、気になるところです。
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~記事全文~
ガソリン税など道路特定財源の税率に上乗せされている暫定税率の期限切れが濃厚になるなかで、石油業界では販売現場で混乱が生じかねないとの懸念が高まっている。当面は暫定税率が上乗せされた在庫のガソリンを販売せざるを得ず、4月1日から即座に値下げすることは難しい。買い控えやその反動による品切れも予想されており、対応に苦慮している。
暫定税率が3月末で期限が切れると、ガソリンは1リットル=25円、軽油は1リットル=約17円の課税分がなくなる。だが、都内にあるガソリンスタンドの店長は「1日からすぐ値下げするのは難しい」と打ち明ける。
軽油は店頭で販売した時点で課税されるケースもあり、店舗によっては4月1日からの値下げも可能。しかし、ガソリン税は製油所から出荷された時点で課税される「蔵出し税」。3月末までに仕入れたガソリンには暫定税率が上乗せされており、在庫が残っているうちは値下げは難しい。
だが、事情を知らない消費者から「安くなっていない」と、苦情を受けることは十分に予想される。一部でも値下げに踏み切る店があれば、赤字覚悟で追随しなければならないケースも出てきそうだ。
このため、全国石油商業組合連合会は、販売価格には暫定税率分を一部含んでいることを知らせるポスターを作成。週内にもホームページ上で印刷用データを配布し、店頭に掲示してもらうことを考えている。
一方、さらに深刻な影響が懸念されているのが、値下げを見越した3月末の「買い控え」と4月に入ってからの「需要殺到」だ。
通常、1日当たりのガソリン販売量は全国で約15万キロリットル。だが、3月末の買い控えによる反動で、石油連盟の渡文明会長(新日本石油会長)は「4月には1日当たり約200万キロリットルに急増する可能性がある」と指摘する。
暫定税率がかかる3月末の店頭在庫を減らそうと、スタンド側が月末の仕入れを制限する動きも出ている。だが、4月に大量の注文があっても、タンクローリーの数は限られており、販売店への配送が間に合わずに、スタンドによっては品切れや販売制限などが起こりかねない。
元売り大手からは「すでに買い控えが出始めている。消費者にも適切な対応を呼びかけたいが、政府の結論が遅すぎて周知にあてる時間が足りない」と嘆き節も聞こえてくる。